「いいデザイナーは、見ためのよさから考えない」を読んで

この本を知ったのは、twitter上で関連したツイートを見たのがきっかけ。
詳しく調べてみると、この本の著者「有馬トモユキ」というデザイナーの方はアルドノアゼロというアニメに関わっていたとの事だった。もともと、このアニメを観て知っていたというのもあるが、このアニメで利用されている「TP明朝」というフォントを採用している点でも興味を引いた。詳しくは以下。

デジタル時代の横書き明朝体「TP明朝」 「アルドノア・ゼロ」が採用、ディスプレイにも文学的なたたずまいを

という経緯もあり、大変興味をそそられた為この本を読んでみる事にした。

この本について

まず、この本は大変読みやすい本である。
内容もそうだがサイズも小さく、混んでる電車の中でも片手で読める読みやすさだった。
内容に関しても、いわゆるビジネス用語だったりデザインに関する専門用語はほとんど使われいない為、どんな人でも読めるし楽しめるだろうな、と感じた。

実際の制作案件を例に挙げ、デザインパターンなど用意してわかりやすい。
この本、割と全方位に抜かりない。

さて、この本のヨイショはここまでにしておいて、この本を読んで感じた事を書いていこうと思う。

見ためから考えてしまうということ

自分も見ためから考えていた時期がありました、すいません。
今になって考えると、なぜそうなっていたのかを考える事が出来るような気がします。

当時は閃きが降りてくると思っていた

そんな事は無かった。あるわけが無かった。自分の中から何かが湧き出てくるのであろうとも思っていたし、意味の分からない自信もあった。だから、手を動かせば何か良い物が出来るだろうと勘違いしていた時期もあった。そうやって出来上がったデザインは、自分にとってカラッポなデザインだった。

やはり必要なのは経験?

デザインは形を作る事ではなく、そこにある問題を解決する方法を考えるということ。
という発想自体に至るまでには、そこそこの経験値が必要だと考えている。というか、そこを考えたくなるには経験が必要なんじゃないかなと。大きな経験は実務で。小さな経験は日々の体験から得られると思う。
私が日々心がけている事として、ふと気づいた物に対してif(もし)を考えてみるということ。電車の広告や、酔っ払いおじさんなどを対象にしてifを使い疑問を生み、解決方法を考える。これを心がけるだけでも、小さな経験になりうると思うし、なにより歩いたりなどして色々な情報得ることが楽しいと感じてきます。
あんまりキョロキョロしてると怪しまれるので注意です。僕です。

最後に

見た目の良さを得るためには、根本の問題に向き合わなければまず生まれないということ。
根本の問題を理解し向き合うようになるためには、経験値を溜め理解力を上げるということ。
経験値を溜めるには日々の案件にとどまらず、小さな経験を積むということ。
そして、小さな経験を積むためにはデザインが好きであるということ、なんだと思います。